実家じまい中古物件のメリット・デメリット

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中古物件の中でも、実家じまい物件によくある?かもしれないメリット・デメリットを紹介します。

この記事でわかること

実家じまいとは

ご両親がなくなりその実家を相続したり、健在ではあるものの施設に入ったりするなど、生まれ育った住居を整理・処分することです。

中古物件の一種ではあるのですが、すでに空き家になっていたり、これから住む予定がないなど、しばらく誰も住んでいない状況になりがちな物件です。

実家じまい住宅のメリット

物件自体が安くなることがある

売主さんの方で、物件の売却を急いでいるような場合には、通常の価格よりも安価な価格で取得できるかもしれません。

ですが、残念ながら私はそれに該当しませんでした。むしろ、資産のある方らしく、急いでいないので価格交渉は無理な状態でした😢。そのため、ケースバイケースになります。

不要家財を無償・格安で譲り受けられることがある

本宅がすでにあり、実家にはたまに整理に来る状況の場合、実家にあるものは本宅には不要というケースが多いです。まだ家財などが残っている場合、売主さんの方で不用品の処分をしてもらうことになりますが、処分には費用も掛かるので、その費用を少しでも減らしたいなどの状況にあれば、無償もしくは格安で譲り受けることができる場合もあります。場合によっては、○○いりませんか。残したままでいいですか?のような相談を受けるかもしれません。

私はこの状況にあたり、エアコン(3台)、カーテン、照明、座卓などを譲っていただきました。

すぐに引っ越す場合にはほとんど不要になるのかもしれませんが、しばらく二拠点生活になり、照明・カーテン・テーブルを一から用意するのはコストがかかる&(とりあえずの用途なら)こだわりはないので、ありがたくいただきました。地味にカーテンは高額になりがちなので実に助かりましたw

エアコンは3台のうち2台は30年選手だったのですが、後で処分するにはお金かかるものの、取り外したあと壁に穴が開いたままで放置状態は避けたかったので、壁に残しておいても邪魔にはならないので、栓代わり譲り受けました。

光回線などのインフラ設備が準備できている

住んでいた時期にもよると思いますが、利用されていた設備が残っているのはメリットです。

実家じまい住宅のデメリット

物件の状態があまりよくない場合がある

一番の注意ポイントは上記だと思います。人がいないことで、どんどん家の痛みが早くなる可能性があります。内覧の時に確認は丁寧にした方がいいかと思います。

私は幸いなことに、売主さんが月に2回程度来訪され対応されていたようなので、家の痛みなどは気になりませんでした。

とはいえ、畳は擦り切れていたり、クロスは汚れが目立っているので、表面だけの刷新は考えています。これらはある程度の年数で刷新が必要な消耗品的なところもあるので、築年数によっては入居前にリフォームも考えておく(費用・期間を盛り込んでおく)のがよいかと思います。

所有者変更に時間がかかる場合がある

相続などがあると、役所に届けられている方のお名前と、売買時に対応した方のお名前が異なり、必要な手続きが進まない ということがあります。

例えば以下のようなケースです。

  • 売り手のご家族 Aさんがもともと所有し、役所に届け出ていた
  • 相続により、所有権がAさんからBさんに移動した
  • ただし、役所への届け出に不足があり、所有権がAさんのままであった
  • 売買契約時に、売り手 Bさんから 買い手 Cさんに所有権を移そうとする
  • 所有権がBさんではなく、Aさんのままなので、手続きが進められない

そんなことあるの?と思うかもしれませんが、実際ありました。水道開栓手続きで上記が起きました。

通常の水道開栓手続きも間に合っていなかったので、上記だけが原因ではないのですが、部屋掃除に行った日、水道から水が出ませんでした

引き渡し直後すぐ引っ越しをしていたのですが、中古物件については想定外の事態もありうるので、少し様子を見てから引っ越しの段取りをした方がいいのかもしれません。

不在期間によりインフラが簡略化される場合がある

日常住んでいない分、コスト削減のため必要最小限の設備に変更してしまうことがあるかと思います。わかりやすい例だと、テレビを置かずNHK料金の支払いをなくす、インターネット回線を解約するなどです。

今回まさかだったのが、インターネット回線でした。

こちらをご覧ください。
見慣れたことがある方なら、光回線工事終わっている。工事もなく手続き的なことで進められることが分かるかと思います。

ところが、よくよく見てみると、断線しているんですよ。ケーブルがwww

ちなみに、元の方もこんな感じです。

いやいや、なんでこんなことになっているの?なんで切断するの?疑問しか出ませんでした。

光回線を利用するには回線工事が必要ですが、実際に光回線が接続できていたという実績が分かっただけでも、有益な情報ではありました。

まとめ

実家じまい物件は中古物件の特殊ケースになると思います。

コスト関連でメリットが多いこともありますが、所有権の変更など想定していないところで、手間がかかるかもしれません。が、それらもひっくるめて楽しむつもりで対応していくのがよいかと思います。

引き渡し直後ですぐに引っ越すのではなく、必要最低限のインフラ環境を確認してから、引っ越すのがよさそうです。

それでは、また。

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